読書会運営に関わったカナダ人ジャーナリストによる胸に迫るノンフィクション!彼らが夢中になっているのはもはや麻薬ではなく書物なのだ。囚人たちの読書会。
カナダの刑務所で月に1度開かれる読書会。ボランティアとして関わったジャーナリストが見た、囚人たちの変化とは重罪犯を収容するカナダのコリンズ・ベイ刑務所で定期的に開かれる読書会。
『怒りの葡萄』『またの名をグレイス』…刑務所内での本をかこんでのやりとりを通して
囚人たちは読書の楽しみを知り、自らの喪失感や怒り、罪の意識について吐露し、
人種や宗教の壁を越え、異なる意見の持ち主の話にも耳を傾けるようになった。
1年間ボランティアとして運営に関わったジャーナリストが見た、囚人たちの変化とは。
胸に迫るノンフィクション。
【目次】
墓地でのウォーキング
約束は守られた『スリー・カップス・オブ・ティー』
あなたは正常ですか?『月で暮らす少年』『夜中に犬に起こった奇妙な事件』
Nで始まる差別語『ニグロたちの名簿』
きれいな朝焼けは看守への警告『かくも長き旅』
夏に読んだ本
読書会という隠れ蓑『ガーンジー島の読書会』
グレアムとフランクの読書会『サラエボのチェリスト』
この環境に慣らされてしまったのさ『戦争』
虐待かネグレクトか『ガラスの城の子どもたち』〔ほか〕
【著者】
ウォームズリー,アン[Walmsley,Ann]
「グローブ&メール」「マクレアンズ」などに執筆するジャーナリスト。全米雑誌賞を四度受賞したほか、カナダ・ビジネス・ジャーナリズム賞、およびインターナショナル・リージョナル・マガジン賞を二度受賞している。初めて読書会を作ったのは九歳のとき。現在は家族とともにトロント在住
向井和美(むかい・かずみ)
京都府出身。早稲田大学第一文学部卒業。翻訳家。外国文学を読む読書会に20年ほど前から参加し、司書をつとめる中高一貫校では高校生たちの読書会のオブザーバーもつとめている
*出版元HPより