【アーカイブ配信】「文学はどのように暴力を語り、暴力に抗してきたか──今読みたいアメリカ文学」(登壇者:都甲幸治、小川公代)
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昨年は戦後80年にあたる年でした。「戦後」という言葉が示すように、日本にとって戦争は遠い過去の出来事のように捉えられがちです。それに対し、第二次世界大戦後も現在のイラン攻撃に至るまで、ほぼ絶え間なく他国との戦争を行っているアメリカでは、戦争とは常に身近に感じられるもので、文学でも人種差別と並んで重要な主題の一つであり続けてきたとアメリカ文学研究者の都甲幸治さんは言います。
国家間の戦争に限らず、政治的弾圧や国内でのテロ行為、人種・性差別など、様々な形で現れる暴力を、文学作品はどう描いてきたのでしょうか。文学が書かれ、読まれることで、暴力に対してどのように抵抗してきたのでしょうか。そのような文学の一例として、都甲さんがおすすめする一冊が、『本当の戦争の話をしよう』(文春文庫)。ベトナム戦争での従軍経験を持つティム・オブライエンによる自伝的小説です。また、英米文学研究者の小川公代さんの挙げる『戦争PTSDとアメリカ文学 南北戦争からベトナム戦争までを読む』(野間正二 著)によると、アメリカの作家たちが、1980年代にPTSDが病気と認められる前から、戦争後遺症に苦しむ元兵士たちを繰り返し主題にしてきたことが分かります。
今回の対談では、都甲さんと小川さんに、「文学はどのように暴力を語り、暴力に抗してきたか──今読みたいアメリカ文学」というテーマで、この2冊を糸口に、今読みたい文学作品、注目する作家について話し合っていただきます。戦後80年間、日本にとって戦争が他人事だった時はないはずですが、戦争や暴力をより身近なものに感じてしまう今、それに抗い、防ぐ手段としての文学について考えるきっかけになればと思います。
【登壇者プロフィール】
都甲幸治(とこう・こうじ)
早稲田大学教授。1969年福岡県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科表象文化論専攻修士課程修了。翻訳家を経て、同大学院総合文化研究科地域文化研究専攻(北米)博士課程修了。著書に『生き延びるための世界文学 21世紀の24冊』(新潮社)、『世界文学の21世紀』(Pヴァイン)、『教養としてのアメリカ短篇小説』(NHK出版)など。訳書にチャールズ・ブコウスキー『勝手に生きろ!』(河出文庫)、『郵便局』(光文社古典新訳文庫)、トニ・モリスン『暗闇に戯れて』(岩波文庫)ほか多数。
小川公代(おがわ・きみよ)
1972年、和歌山生まれ。専門は、ロマン主義文学、および医学史。著書に、『ゆっくり歩く』(医学書院)、『ケアの物語』(岩波書店)、『ケアの倫理とエンパワメント』(講談社)、『世界文学をケアで読み解く』(朝日新聞出版)、『ゴシックと身体 ──想像力と解放の英文学』(松柏社)、訳書に、『メアリ・シェリー:「フランケンシュタイン」から〈共感の共同体〉』(白水社)などがある。
【日時】5/23(土) 18:30~20:00 (延長の可能性あり)
*こちらのイベントは、イベント終了後、アーカイブ視聴が可能となります。
*アーカイブ視聴期間はイベント開催日またはお申し込み日から2ヶ月間となります。
【来店参加について】
・開演時間の20分前より開場/受付開始いたします
・係員及びスタッフの指示・注意に従ってください。万が一、指示に従っていただけない場合、イベントの中断・中止や、特定のお客様にご参加をお断りする場合がございます
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【配信参加について】
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・配信はVimeoというサービスのストリーミング機能を使用いたします。お使いの環境での動作が不安な方は(https://www.g-1.ne.jp/preview-vimeo/ )にて視聴テストを行えます。催事中は対応いたしかねますので、事前にご確認ください。
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【主催・会場】
本と珈琲の店 UNITÉ(東京都三鷹市下連雀4-17-10 SMZビル1F)
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