【アーカイブ配信】「パレスチナ/イスラエル問題の根っこにあるものは? ──植民地主義問題として考える」(登壇者:早尾貴紀、中井亜佐子 )
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イスラエルによるパレスチナへの暴力はどのような経緯で始まり今に至っているのか、早尾貴紀さんの『イスラエルについて知っておきたい30のこと』(平凡社)はそんな問いについて丁寧かつ批判的に考えるため、歴史・思想的な背景を含め解説されている一冊です。解説書でありながらも、教科書的な記述では表し得ない早尾さんの学識と良心が文章から伝わってきます。
とりわけ本書の中で、パレスチナ/イスラエル問題の根本は「宗教対立」ではなく、ヨーロッパの「植民地主義」が暴力の根源にあると言い、歴史的な背景を通じて、誤った認識が問い直されていたのが印象的でした。
今回は、そんな今起こっているパレスチナ/イスラエル問題の根っこにあるものについて考えるべく、著者の早尾貴紀さん、ゲストに英文学者、中井亜佐子さんをお招きします。
中井さんは、コンラッドの『闇の奥』といった文学作品などから、植民地支配の問題について考え続けており、お二人の対談では、西洋の哲学・歴史・文学に組み込まれている植民地主義の影響を縦横に語っていただけそうです。
早尾さんは集会や勉強会は目の前の残虐性を止める即効性には欠けるとしながらも、「大切なのは、国連の人権宣言とか欧米中心の人権・民主主義を無条件に善としてそれに従属することではなく、本当の意味でその理念が普遍的に適用されているか検証し、真に人権や民主主義を尊重することだ」と書かれていました。
パレスチナ/イスラエル問題について皆さんと腰を据えて今起きている現状について考えを深めていけたらと思います。ご参加お待ちしております。
【プロフィール案】
早尾貴紀(ハヤオ・タカノリ)
1973年生まれ。東京経済大学教員。専門は社会思想史。2002~04年、ヘブライ大学客員研究員として東エルサレムに在住し、西岸地区、ガザ地区、イスラエル国内でフィールドワークを行う。著書に『国ってなんだろう?――あなたと考えたい「私と国」の関係』(平凡社、2016年)、『パレスチナ/イスラエル論』(有志舎、2020年)、『ユダヤとイスラエルのあいだ――民族/国家のアポリア』(青土社、2023年)、『パレスチナ、イスラエル、そして日本のわたしたちーー〈民族浄化〉の原因はどこにあるのか』(皓星社、2025年)、訳書にイラン・パぺ『パレスチナの民族浄化――イスラエル建国の暴力』(田浪亜央江との共訳、法政大学出版局、2017年)、サラ・ロイ『ホロコーストからガザへ――パレスチナの政治経済学』(岡真理、小田切拓との共編訳、青土社、2024年)、ジョー・サッコ『ガザ 欄外の声を求めて』(Type Slowly、2024年)などがある。
中井亜佐子(ナカイ・アサコ)
1966年生まれ。一橋大学大学教員。専門は英文学。著書に、『エドワード・サイード――ある批評家の残響』(書肆侃侃房、2024年)、『日常の読書学――ジョゼフ・コンラッド『闇の奥』を読む』(小鳥遊書房、2023年)、『〈わたしたち〉の到来――英語圏モダニズムにおける歴史叙述とマニフェスト』(月曜社、2020年)、『他者の自伝――ポストコロニアル文学を読む』(研究社、2007年)など。翻訳に、ウェンディ・ブラウン『いかにして民主主義は失われていくのか――新自由主義の見えざる攻撃』(みすず書房、2017)など。
【日時】4/29(火)19:00-20:30 (延長の可能性あり)
*こちらのイベントは、イベント終了後、アーカイブ視聴が可能となります。
*アーカイブ視聴期間はイベント開催日またはお申し込み日から2ヶ月間となります。
【来店参加について】
・開演時間の20分前より開場/受付開始いたします
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【配信参加について】
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【主催・会場】
本と珈琲の店 UNITÉ(東京都三鷹市下連雀4-17-10 SMZビル1F)
その他のアイテム
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