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傷|オクサーナ・ヴァシャキナ(著)高柳聡子(訳)

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ママの死の痛みは、私の生の痛み。 亡き母との記憶、セクシュアリティ、そして「女として生きること」の痛みを抱え、はるか遠いシベリアまで母の遺骨と旅をした。 現代ロシア文学の最重要作家、初邦訳。 現代ロシア文学最重要作家のひとり、オクサーナ・ヴァシャキナの長編小説を初邦訳。 最愛の母を亡くした作家が、モスクワ-シベリア4000キロを弔いの旅に出る。フェミニストでレズビアンの自分と、自分を愛してくれなかった母の溝。憎みたかったのではなく、愛されたかった――。 過酷な「生」をありのままに記述し、散文と詩が混在する多層的なテクストで綴られる旅の記録。 この読み心地。手記、エッセイ、抒情詩、物語……そのいずれでもあって、いずれでもない。生々しいのにしずかで、痛々しいのにつよい。そうなんだ。傷はときに、最も切実な存在証明になってくれる。 もしかしたら人は、〈自分〉であろうとするからこそ、〈自分〉を生きようとするからこそ、傷つくのかもしれない。 ――小山内園子 *版元HPより

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