「急に具合が悪くなる」がカンヌ国際映画祭でブレイクし、ただいま大注目の往復書簡。なぜひとりの相手にしたためられた手紙が多くの人に読まれているのか!? というわけで本の雑誌10月号の特集は「往復書簡が面白い!」。往復書簡の魅力から海外文学の中の往復書簡、往復書簡小説ガイドに古本屋と往復書簡、往復書簡本のつくり方におすすめ往復書簡まで、往復書簡を書いて読んでの愉しみに迫る特集なのだ!
新刊めったくたガイドは、小山正が愛と哀しみの謎解き群像劇『掃鼠嶺』に息を飲めば、橋本輝幸はハーヴィー『オービタル』が描くかけがえのない瞬間の連なりにどっぷり。大森望が理山貞二のデビュー作品集『すべての夢、果てる地で』がついに出た!と大喜びなら、梅原いずみは新鋭・真門浩平の短編集『終着駅で待ち合わせ』に脱帽! 久田かおりがゆったり安心の入眠促進小説、川上弘美『スナックふたり』でゆうれい気分なら、内田剛は駅弁からチャーハンまでおなじみの「食」をまとめて研究! そして本雑チームは岡田監督の『7657日の孤独』に真のプロフェッショナルを見て、大興奮。さあ、あなたも阪神ファンの目黒考二と一緒にこの本を持って甲子園に行こう!
今月の図書カード三万円使い放題!には伊与原新が登場! 紀伊國屋書店新宿本店をぐるりと回り、マニアックな自然科学書から藤子・F・不二雄マンガ、絶対に面白い文芸書までカッコつけずに15冊を購入すれば、文藝春秋の特別会議室で行われた第二回北上次郎「面白小説」大賞授賞式で佐々木愛に表彰状とトロフィーが授与されておめでとう! 今月のゲスト・中島かずきが、なぜマンフレッド・リーに頼まなかったのかとクイーン『第八の日』の謎に迫れば、読者アンケートは「希望の一冊」! 唐木幸子が愛しの書店ものがたりで久保奎文堂とパリの古書店の思い出を語れば、佐藤雄一はカレーさんと握手! 黒い昼食会が東野圭吾を悼めば、三橋曉は四人の容疑者Xで映画と小説のビミョーな距離を測定。東野圭吾氏のご冥福を祈りつつ、手紙を書けばそれはもう往復書簡の始まりだ。さあ、あなたも本の雑誌10月号で、往復書簡の世界に踏み出そう!
*出版元HPより