れる/られる、どちらかに落ちる、その時……。人生の受動と能動が転換する境目を、七つの動詞で綴る連作短篇集的エッセイ。
どうやって生まれるのか。誰に支えられるのか。いつ狂うのか。なぜ絶つのか。本当に聞いているか。誰かを愛しているか。そして見守られる? れる/られる、どちらかに落ちる、その時……。堅実なリサーチと冷静な筆致で信頼あつい著者が、人生の受動と能動が転換する境目を七つの動詞で綴る、連作短篇集的エッセイ。解説=齋藤亜矢
【目次】
はじめに
第1章 生む・生まれる
第2章 支える・支えられる
第3章 狂う・狂わされる
第4章 絶つ・絶たれる
第5章 聞く・聞かれる
第6章 愛する・愛される
終 章 見守る・見守られる――二〇二五年の「れるられる」
岩波現代文庫版あとがき
解説 「れる/られる」の境目に……………齋藤亜矢
【著者】
最相葉月(さいしょう・はづき)
1963年生まれ。ノンフィクションライター。著書に『青いバラ』(岩波現代文庫)、『ナグネ 中国朝鮮族の友と日本』(岩波新書)、『絶対音感』(新潮文庫,小学館ノンフィクション大賞)、『いのち 生命科学に言葉はあるか』(文春新書)、『星新一 一〇〇一話をつくった人』(新潮文庫,大佛次郎賞、講談社ノンフィクション賞,日本SF大賞ほか)、『ビヨンド・エジソン』(ポプラ文庫)、『セラピスト』(新潮文庫)、『証し 日本のキリスト者』(KADOKAWA、キリスト教書店大賞)、『中井久夫 人と仕事』(みすず書房)、『母の最終講義』(ミシマ社)、共著書に『心のケア 阪神・淡路大震災から東北へ』(講談社現代新書)、『胎児のはなし』『口笛のはなし』(ミシマ社)など。
*出版元HPより