本を語ることは人生を語ること。三十年以上続く、豊穣な「魂の交流の場」への想いをやわらかな文章で綴る。
ありふれた日常の中で、読書という行為がどれほどの豊かな時間を与えてくれることか。三十年以上、全員が同じ作品を読んできて語り合う会に途切れることなく参加してきた著者が、その「魂の交流の場」への想いを味わい深い文章で綴る名エッセイ。読書会の作法やさまざまな形式の紹介、潜入ルポ、読書会記録や課題本リストも。
【目次】
はじめに――本をとおして人とつながる
Ⅰ 読書会に参加してみよう
◎読書会を成功させるためのヒント①
──日時と場所をどうするか
Ⅱ 読書会に潜入してみる
◎読書会を成功させるためのヒント②
──課題本選び
Ⅲ 司書として主催する
◎読書会を成功させるためのヒント③
──参加者に多様性を持たせる
Ⅳ 文学に生かされてⅠ
Ⅴ 文学に生かされてⅡ
◎読書会を成功させるためのヒント④
──読書会以外にも交流の場を作る
Ⅵ 翻訳家の視点から
◎読書会を成功させるためのヒント⑤
──問題意識を高めておく
Ⅶ 読書会の余韻に浸る──「読書会報告」から
◎読書会を成功させるためのヒント⑥
──話し合いの内容を記録しておく
おわりに――そして読書会は続く
【付録・読書会報告】 『失われた時を求めて』を読む
あとがき
読書会課題本リスト(1987~2022年)
【著者】向井和美(むかい かずみ)
翻訳家。東京都内の私立中高一貫校の図書館司書。早稲田大学第一文学部卒業。訳書に『プリズン・ブック・クラブ──コリンズ・ベイ刑務所読書会の一年』、『100の思考実験──あなたはどこまで考えられるか』、『アウシュヴィッツの歯科医』(以上、紀伊國屋書店)、『内向的な人こそ強い人』(新潮社)、『哲学の女王たち』(晶文社)など。
*出版元HPより