作品の構想から10年
2023年、2024年にPURPLEにて開催された展示「石と桃」が赤々舎より一冊の本として刊行されます。
ものの大小や遠近が現実と異なって見えたり、色覚・時間感覚に異常をきたすなど様々な症状が 現れる「不思議の国のアリス症候群」。
十年前に症状の名を知った木村は写真表現を始めるのと同時期にこの症候群についての作品を作りたいと思うようになります。
これまで繰り返してきた数々の実験では、ときに写真の歴史とも交差しながら、プリントにその感覚を宿すことを試みてきました。
タイトルである「石と桃」は、モノトーン調の硬いものと発色のよい柔らかいものとが混ざり合う、木村が日常的かつ突発的に見ている
イメージの一つを言語化したものです。
木村が手探りを続ける感覚世界の、その輪郭を是非ご覧ください。
2024年展示紹介文より抜粋
※版元販売ページより