なぜ今まで片岡義男の珈琲エッセイ本がなかったのか?
一挙文庫化された片岡義男「珈琲三部作」のうちの二作目は、待望の珈琲随筆集。
珈琲が呼ぶザ・ビートルズ四人のサイン。珈琲が呼ぶボブ・ディラン。珈琲が呼ぶ三軒茶屋。珈琲が呼ぶクェンティン・タランティーノ。珈琲が呼ぶ美空ひばり。珈琲が呼ぶジム・ジャーミッシュ。珈琲が呼ぶ黒澤明。珈琲が呼ぶ玉子サンド。珈琲が呼ぶ神保町の路地裏。珈琲が呼ぶオーティス・レディング。珈琲が呼ぶつげ義春。珈琲が呼ぶトム・ウェイツ。珈琲が呼ぶ京都・姉小路通。珈琲が呼ぶフィリップ・マーロウ。珈琲が呼ぶタヒチ。珈琲が呼ぶ高田渡。珈琲が呼ぶホットケーキ。珈琲が呼ぶ下北沢。珈琲が呼ぶクリント・イーストウッド。珈琲が呼ぶ有楽町・スバル街……一杯のコーヒーが呼ぶ意外な人物、映画、音楽、コミックス、場所が織りなす物語の数々。
他にも「一杯のコーヒーが百二十円になるまで」「インスタントコーヒーという存在」「僕がアイスコーヒーを飲まない理由」「高級ホテルのコーヒー代とは入場料」「理想のマグのかたち」「五時間で四十杯のコーヒーを飲んだ私」「喫茶店のコーヒーについて語るとき、大事なのは椅子だ」「ブラック・コーヒー三杯で彼女は立ち直れたのか」などを主題に、あの唯一無二の乾いた筆致でコーヒーが主役の書き下ろしエッセイ44篇を収録。本文と密接に絡み合う、豊富なカラー写真やコミックスのひとコマなどが、ふんだんに添えられていく。
大ブームになっている「コーヒー本」「喫茶店ムック」「カフェGUIDE」とは全く違う角度からコーヒーを捉えた、作者の異色作。文庫版特典として、エッセイに登場する曲の数々を「聴きながら読める」二次元バーコードも掲載。この一冊で、新たなかたちの読書体験が味わえる。
コーヒー好きはもちろん、映画・音楽・サブカル愛好者にはたまらない、全44篇のエッセイ集。
*版元HPより