【アーカイブ配信】「文体を透明にはできない──批評と男性性をめぐって」(登壇者:杉田俊介、水上文)
1,320円
※こちらはダウンロード商品です
event_url_20221023sugitamizukami.pdf
586KB
批評家と聞いて、誰を思い浮かべますか? 柄谷行人、加藤典洋、江藤淳から、東浩紀や宇野常寛といった近年の批評家まで、人によってさまざまだと思いますが、やはり「男性」のイメージが強いのではないでしょうか。
杉田俊介さんの新刊『男性解放批評序説 フェミニズム・トランスジェンダー・メンズリブ』は、〈男性特権にどう向き合うか〉〈弱者男性論は差別的か〉〈痛みを消さない男性学はあり得るか〉といった問いに真摯に挑んだ批評集です。男性学の本という性質もありながら同時に、批評そのものに根づく男性中心的・家父長制的な性質を問い直す意欲的な一冊です。
そんな本書の刊行記念イベントのゲストは批評家の水上文さん。本書の中で、「男性と批評」の関係性についてたいへん興味深い水上さんの議論が引用されています。
「これまでの文芸批評では、『偏見や型にあてはめず徒手空拳で作品と向き合うことこそが批評だ』と言われてきたように思います。でも私はずっと、それはお前が男だからできるんだろうと思っていました。」
さらに水上さんは「文体の透明性」が排除してきたものについて、こう述べています。
「批評では『私はこう思う』という発言や『私性』を出すことへの忌避感がありました。ある種の断定こそが批評だという言説もある。しかし、特定の立場性や感情と切り分けられないはずのものを抽象的・論理的な問題にすり替え、自分を省みないことを正当化してきた部分もあったと感じています。」
──『男性解放批評序説』より(p9-10)
水上さんは先に挙げた男性批評家の著作を積極的に読みながら、フェミニズム批評やクィア批評の最前線で活躍されています。近著『クィアのカナダ旅行記』では紀行文という形式を用い、批評の枠を越えた表現に挑戦されていることも印象的でした。
今回は「文体を透明にはできない──批評と男性性をめぐって」をテーマに、杉田さんと水上さんに言葉を交わしていただきます。当たり前に受け取っていた批評の文体のカラクリを解き明かし、未来に繋げる議論になるはずです。ぜひ、ご参加ください。
【プロフィール】
杉田俊介〈すぎた しゅんすけ〉
1975年生まれ。批評家。『フリーターにとって「自由」とは何か』(人文書院)でデビュー。以後、文芸評論や労働・貧困問題について著述。著書に『非モテの品格』『マジョリティ男性にとってまっとうさとは何か』(ともに集英社新書)、『男がつらい!』(ワニブックス)、『宮崎駿論』(NHKブックス)、『糖尿病の哲学』(作品社)など多数。差別問題を考える雑誌『対抗言論』(法政大学出版局)では編集委員を務める。
水上文〈みずかみ・あや〉
1992年生まれ、文筆家。主な関心の対象は近現代文学とクィア・フェミニズム批評。著書に、『クィアのカナダ旅行記』(柏書房)企画・編著に『われらはすでに共にある――反トランス差別ブックレット』(現代書館)、『エトセトラvol.13 特集:クィア・女性・コミュニティ』(エトセトラブックス)がある。
【日時】10/23(木)19:30-21:00(延長の可能性あり)
*こちらのイベントは、イベント終了後、アーカイブ視聴が可能となります。
*アーカイブ視聴期間はイベント開催日またはお申し込み日から2ヶ月間となります。
【来店参加について】
・開演時間の20分前より開場/受付開始いたします
・係員及びスタッフの指示・注意に従ってください。万が一、指示に従っていただけない場合、イベントの中断・中止や、特定のお客様にご参加をお断りする場合がございます
・来店参加をご購入された方の中で、当日体調などに不安がある等の理由で配信視聴を希望される場合は、配信参加用のURLよりご視聴ください。視聴方法は、【配信参加について】をご確認ください。なお、来店参加を取りやめられる場合であっても、差額の返金等はいたしかねます。何卒ご了承ください
・イベントご来場にあたりご不明な点がございましたら、下記の<お問い合わせ先>までお気軽にご連絡ください
【配信参加について】
・決済完了後にPDFファイルのダウンロード(※)をお願いします。ダウンロードし内容をご確認の上、開催時刻になりましたら記載のURLからご視聴ください。
・配信はVimeoというサービスのストリーミング機能を使用いたします。お使いの環境での動作が不安な方は(https://vimeo.com/1112186740/4673dafa47 )にて視聴テストを行えます。催事中は対応いたしかねますので、事前にご確認ください。
・インターネット接続環境下のPCやスマートフォン、タブレットからご視聴いただけます
・イベント中、お客様の顔や音声などは配信されませんのでご安心ください
・リアルタイム配信と見逃し視聴(一部イベントを除く)でお楽しみいただけます。見逃し視聴につきましてもライブ配信と同URLからご視聴いただけますので、ご都合に併せてご視聴ください(こちらから見逃し配信のご案内はいたしません)
・ご利用の通信環境により配信の遅延が起こる場合がございます。ご了承ください
・チケットをご購入されていない方にURLを共有する等、不正な行為による視聴及びその手助けとなる行為を固く禁じます。発覚した場合、ご連絡の上で厳正な対処を取らせて頂きます。ご注意ください
【キャンセルについて】
・イベント配信用のURLが送信される都合上、お客様都合によるキャンセルは承っておりません。来店参加を取りやめられる場合であっても、差額の返金等はいたしかねます。何卒ご了承ください
・主催側の都合によりイベントが中止となった場合、メールにより中止のご案内の後、近日中に返金処理を行います。また、同内容のイベントで後日改めて開催となった場合、新たに販売ページを設けます。その際、中止となった日程でお送りしたURLは無効となります。お手数ですが、再度販売ページにてご購入ください。
※ダウンロード方法について
https://faq.stores.jp/hc/ja/articles/360044830312--%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E8%B2%A9%E5%A3%B2-%E3%83%87%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%86%E3%83%A0%E3%81%AE%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC%E3%81%AE%E6%B5%81%E3%82%8C%E3%82%92%E7%9F%A5%E3%82%8A%E3%81%9F%E3%81%84%E3%81%A7%E3%81%99-#h_3f7d06f3-7b36-490b-b639-cbf31a98f020
______________________________________
【主催・会場】
本と珈琲の店 UNITÉ(東京都三鷹市下連雀4-17-10 SMZビル1F)
その他のアイテム
-
- 【オンライン参加】7/5(日)18:30-20:00「『今ここ』から飛び出して──五つの都市を旅するクィアの物語」(登壇者:李琴峰、金ヨンロン)
- ¥1,320
-
- 【アーカイブ配信】「この社会で「マイノリティ」として生きること──先住民とクィアの経験から考える」(登壇者:鈴木赳生、水上文)
- ¥1,320
-
- 【アーカイブ配信】「世界文学夜話」(登壇者:永井玲衣、鴻巣友季子)
- ¥1,320
-
- 【アーカイブ配信】「生きものとしてどう生きるか──生命誌の視点から、レイチェル・カーソン『沈黙の春』を読む」(登壇者:中村桂子)
- ¥1,320
-
- 【オンライン参加】7/10(金)19:30-21:00「つながりを作り直す──文学/文化が描く階級と差別を手がかりに」(登壇者:河野真太郎、渡邊英理)
- ¥1,320
-
- 【来店参加(学生)】7/21(火)19:00-21:00「埋もれた〈いま〉の読書会 岡崎祥久『キャッシュとディッシュ』」(進⾏役:村上駿⽃)
- ¥1,320