「僕はずっと建築家として生きている」
他人の家を建てるのではなく、生活の喜びを与える芸術、自分が生きるための空間をつくりだしてきた。
建てない建築家、坂口恭平の原点にして初の建築探訪記。
インド、ヨーロッパ、アメリカ。6ヶ国の旅、14組の建築家。
◆「問い」を生み出すことでナチスに抵抗したバウハウス
◆ガウディの影に隠れながら、バルセロナの街に生涯を捧げた建築家ジュゼップ・マリア・ジュジョール
◆フンダートヴァッサーの「生きのびるための技術」
◆不遇の時代を乗り越えて創作を続けたフランク・ロイド・ライト
◆周辺の環境や家具までも取り込んだ生活空間を考えた、ロサンゼルスのモダニズム運動
◆個人の独創の産物「石の家」
◆実験か、道楽か。フィリップ・ジョンソンとグラスハウス
◆公害で退廃した街を建築によって再生したフランク・O・ゲーリー
◆穏やかな暮らしに希望を見出したル・コルビュジエの晩年 ほか