創刊号の発刊から2年。
私たち『近代体操』は、第2号を刊行します。
特集テーマは「やわらかな聖なるもの――推し・宗教・陰謀の時代」。
〇巻頭言「やわらかな聖なるもの」(松田樹・森脇透青)
〇第一部 聖なるものとパラノイア:松田樹「阿部和重の映画と陰謀」
聖なるものとパラノイア:黒嵜想「見えない男」
〇第二部 聖なるものと「政治と文学」:古木獠「国家・肉体・恥――試論」
聖なるものと「政治と文学」:石橋直樹「「死」が人間を喰らうとき――林桜園・神風連の乱・蓮田善明」
聖なるものと「政治と文学」:倉数茂「永遠のオルガスムへ上りつめること――三島由紀夫と大江健三郎の『セブンティーン』」
◯第三部 聖なるものと「ポップカルチャー」:武久真士「やわらかな変態――詩的言語とコミュニティ」
聖なるものと「ポップカルチャー」:安永光希「モダン・ジャズの(カフカ的)自意識――分裂と追いかけっこ」
聖なるものと「ポップカルチャー」:森脇透青「Hello goodbye 平沢進――「母」の変容」
◯松本卓也・山本圭「「否!」なき時代に――松本卓也・山本圭クロスインタビュー」(聞き手:武久真士・松田樹・森脇透青)
〇草乃羊・武久真士・古木獠・松田樹・森脇透青・安永光希「「聖なるもの」をめぐって」