
【収録作品】
岡本真帆「夏の骨 風の高台」
永井祐「ピクチャーディス」
瀬戸夏子「わたしに黙って死体を隠して」
鈴木ちはね「AEON FOOD STYLE by daiei」
野村日魚子「医学」
阿波野巧也「祭りのあと」
鳥さんの瞼「変形」
染野太朗「ろくでもない」
手塚美楽「あなたがわたしにできることはなにもない」
くどうれいん「龍」
【執筆者プロフィール】
岡本真帆(おかもと・まほ)
一九八九年生まれ。高知県、四万十川のほとりで育つ。未来短歌会「陸から海へ」出身。二〇二二年に第一歌集『水上バス浅草行き』( ナナロク社)、二〇二四年に第二歌集『あかるい花束』(ナナロク社)を刊行。
永井祐(ながい・ゆう)
一九八一年生まれ。歌集『日本の中でたのしく暮らす』(短歌研究社)『広い世界と2や8や7』(左右社)。第二回塚本邦雄賞受賞。ブログ「短歌のピーナツ」。
瀬戸夏子(せと・なつこ)
一九八五年生まれ。歌集に『かわいい海とかわいくない海 end.』など。他、『現実のクリストファー・ロビン』『はつなつみずうみ分光器』『白手紙紀行』。
鈴木ちはね(すずき・ちはね)
一九九〇年生まれ。東京都在住。二〇一〇年ごろよりTwitter 上で短歌を投稿しはじめる。「稀風社」同人。二〇一九年に「スイミング・スクール」で第二回笹井宏之賞大賞。二〇二〇年に歌集『予言』を上梓。
野村日魚子(のむら・かなこ)
一九九三年生まれ。第一歌集『百年後 嵐のように恋がしたいとあなたは言い 実際嵐になった すべてがこわれわたしたちはそれを見た』(ナナロク社)。
阿波野巧也(あわの・たくや)
一九九三年、大阪府生まれ。「羽根と根」同人。第五回塔新人賞、第一回笹井宏之賞永井祐賞受賞。歌集に『ビギナーズラック』(左右社)。
鳥さんの瞼(とりさんのまぶた)
仲良しの蜘蛛さんを食べなかった。ラッキーナンバーが4。著者紹介をしっかり読むタイプ。第一歌集『死のやわらかい』(点滅社)。きれいな本にしてもらいました。
染野太朗(そめの・たろう)
一九七七年茨城県生まれ。埼玉県に育つ。大阪府在住。歌集に『あの日の海』『人魚』『初恋』がある。短歌同人誌「外出」「西瓜」同人。「まひる野」編集委員。
手塚美楽(てづか・みら)
二〇〇〇年東京生まれ、うお座、B型。東京藝術大学映像研究科メディア映像専攻在学中。二〇二一年、第一歌集『ロマンチック・ラブ・イデオロギー』を書肆侃侃房より刊行。映像、パフォーマンス、文章表現による作品制作をおこなう。
くどうれいん
作家。一九九四年生。岩手県盛岡市在住。著書に第一歌集『水中で口笛』、エッセイ集『うたうおばけ』、中編小説『氷柱の声』など。