*8/26入荷しました!
「あなた」と「きみ」をめぐる、5つの“てのひら”の小説たち(パームストーリーズ)ちいさなハードカバーの単行本でお届けする掌篇アンソロジーあなたが私に寄越してくれたさまざまな物が、もしその時に手に入らなかったとしたらと考えると、ちょっと恐ろしいなという気がしてくる。--津村記久子「六階を見習って」なんであれば出来事とも呼べないかもしれないくらいのもの、きわめてうっすらとした出来事のようなものからでさえ、忘れがたい印象をふいに得る、ということはきみにももちろん時々起こる。--岡田利規「一月、生暖かい月曜日の午後のこと」此の度は機会を与えてくれてありがとう。本当に感謝している。(…)そんな僕がつい、本当に、と書いてしまったのはマジで貴殿に感謝しているからだ。--町田康「言ひ譯」あなたは引っ越してきたばかりの街を一人で歩いている。真っ直ぐな道の果てに寺院と思しき白い塀が見える。--又吉直樹「行列」茂呂来さん、茂呂来さん、聞こえますか。(…)きっとそちらはいま、おくつろぎタイムですよね。--大崎清夏「眼鏡のバレリーナのために」
【書誌情報】
出版社:palmbooks
発行:2023年8月
版型:A6版変形上製、152p
【目次】
六階を見習って 津村記久子
一月、生暖かい月曜日の午後のこと 岡田利規
言ひ譯 町田康
行列 又吉直樹
眼鏡のバレリーナのために 大崎清夏
*版元㏋より