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タイミングの社会学 ディテールを書くエスノグラフィー|石岡丈昇【著者サイン入り】

3,080円

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*石岡丈昇さん登壇イベントアーカイブ* 10/31(火)~11/30(木) 「謝罪の社会学ーいかにして謝罪は損なわれていくのか」 (登壇者:石岡丈昇、古田徹也) https://www.unite-books.com/event フィールドワークが世界の見方を変える―― 舞台は、マニラの貧困地区。突然試合が中止だと告げられるボクサー、自宅が急に目の前で破壊されるスラム街の住人、常に主人の顔色を窺う家事労働者……。何が起こるかわからない明日を待ち、絶えざる今を生きのびるとはどういうことか。かれらが生きる時間のディテールをともに目撃し、ともに書くための理論と思想。 【書誌情報】 出版社:青土社 発行:2023年5月 版型:四六判上製、 【目次】 はしがき 序章 暗がりの部屋 1 暗がりの部屋から 2 エスノグラフィー 3 認識の生産――時間的・対位的・転覆的であること 4 貧困と構造的暴力 5 制約下での社会学的想像力 6 本書の構成 第1章 不確実な減量――待機するボクサー 1 ボクサーにとっての試合決定 2 生理学的身体 3 予定が白紙になる 4 不確実性 5 待機することを止める 第2章 共同生活——ボクシング・キャンプについて 1 ボクシング・キャンプ 2 訓練の論理/シェルターの論理 3 自由時間という練習時間 4 平凡教育と非凡教育 第3章 対象化された貧困 1 〈ボクシングと貧困〉から〈ボクシングの中の貧困へ〉 2 フィリピンのボクシング 3 対象化された貧困とその動員 4 ボクシング・キャンプの作動原理 第4章 レジリエンス 1 概念へ 2 貧困の時間 3 タイミングの崩壊と回復 4 ポストコロニアル都市 5 争点としてのレジリエンス 6 「あるもの」からの思考 第5章 解釈労働 1 顔色 2 想像力の偏曲構造 3 文化資本論の陥穽 4 解釈労働と感情労働 5 強いられた観察 6 ディテールとフィールドノート 第6章 立ち退きの時計 1 未実行 2 国有地の失地回復 3 法の運用 4 官僚制と待機 5 立ち退きの時計が変化させる日常 6 風景が変わる 7 習慣と住まい 第7章 時間─空間の伸縮 1 道路封鎖 2 時間─空間の圧縮 3 バイクタクシーと政治運動 4 空間の争い 第8章 根こぎ――フィールドノートから 1 強制撤去の一週間 2 「送られた」先──再居住地での生活の開始 3 壊れる世界 第9章 疲弊 1 身体疲労/肉体疲労 2 待機する再居住地 3 疲弊を思考すること 第10章 癖――不可量領域の記述 1 不可量領域の記述 2 癖から考える 3 癖の改造 4 癖を書く 5 癖の自覚化/欺瞞化 終章 抑圧の時計 1 時間的予見 2 抑圧の時計——どうなるのか/どうするのか 3 人生を目撃する あとがき 参考文献 人名索引 line2.gif 【著者】石岡丈昇(いしおか・とものり) 1977年岡山市生まれ。専門は社会学/身体文化論。筑波大学大学院人間総合科学研究科博士課程単位取得退学。北海道大学大学院教育学研究院准教授を経て、現在日本大学文理学部社会学科教授。単著に『ローカルボクサーと貧困世界——マニラのボクシングジムにみる身体文化』(世界思想社、第12回日本社会学会奨励賞)がある。共著に、『質的社会調査の方法――他者の合理性の理解社会学』(岸政彦・丸山里美と共著、有斐閣)、『生活史論集』(岸政彦編、ナカニシヤ出版)などがある。 *版元HPより

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