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完全版 チェルノブイリの祈り 未来の物語|スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ

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1986年4月26日、その事故は起こった。人間の想像力をこえる巨大な惨事に遭遇した人びとが語る個人的な体験、その切なる声と願いを、作家は被災地での丹念な取材により書きとめる。消防士の夫を看取る妻、事故処理にあたる兵士、汚染地に留まりつづける老婆――。旧版より約1.8倍の増補改訂が施された完全版。解説=梨木香歩 ノーベル文学賞受賞(2015年) 全米批評家協会賞ノンフィクション部門受賞(2005年) HBOドラマ『チェルノブイリ』(2019年)典拠 【書誌情報】 出版社:岩波書店 発行:2021年2月 版型:四六判上製、420p 【目次】 孤独な人間の声 見落とされた歴史、そしてなぜチェルノブイリはわたしたちの世界像に疑いをおこさせるのか――自分自身へのインタビュー 第一章 死せるものたちの大地  兵士たちの合唱 第二章 創造の冠  人びとの合唱 第三章 悲嘆に心うたれる  子どもたちの合唱 孤独な人間の声 歴史的情報 エピローグの代わりに 訳者あとがき 解 説……………梨木香歩 【著者】スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ 1948年ウクライナ生まれ。国立ベラルーシ大学卒業後、ジャーナリストの道を歩む。綿密なインタビューを通じて一般市民の感情や記憶をすくい上げる、多声的な作品を発表。戦争の英雄神話をうち壊し、国家の圧制に抗いながら執筆活動を続けている。ほかの作品に、『戦争は女の顔をしていない』『ボタン穴から見た戦争──白ロシアの子供たちの証言』(原題:最後の生き証人)『アフガン帰還兵の証言──封印された真実』(原題:亜鉛の少年たち)『セカンドハンドの時代──「赤い国」を生きた人びと』など。本作および上記四作をあわせて、「ユートピアの声」五部作と位置づけている。2015年ノーベル文学賞受賞。 【訳者】松本妙子(まつもと・たえこ) 1973年早稲田大学第一文学部露文科卒業。翻訳家。アレクシエーヴィチの『死に魅入られた人びと──ソ連崩壊と自殺者の記録』『セカンドハンドの時代』を翻訳。 *版元HPより

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