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森鷗外 学芸の散歩者|中島国彦

968円

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恋愛、性欲、大逆、殉死──多彩な、時にスキャンダラスな小説を次々発表。翻訳や論争や雑誌活動にも精魂傾け、軍医高官として論文執筆や公務もこなす。荷風や啄木や一葉など後進の作家にも目をかけ、子どもたちからは優しいパッパと慕われる。「時代より優れ過ぎた人」鷗外の歩んだ遥かな道程を、同時代の証言とともに辿る決定版評伝。 【書誌情報】 出版社:岩波書店 発行:2022年7月 版型:新書版、254p 【目次】  プロローグ――自伝と証言の間 Ⅰ 林太郎として生まれて──日本とドイツ   1 故郷と両親――青野山に見守られて   2 医学に導かれて――上京と医学校生活   3 ドイツ留学――諸都市をめぐる Ⅱ 鷗外への変貌──創作と軍務   4 ドイツ三部作――エリーゼ事件と最初の結婚   5 翻訳と論争――応答する自己   6 「観潮楼」での新しい試み――『美奈和集』の成立   7 小倉での日々と再婚――新たな出会いと別れ Ⅲ 飛躍する鷗外──文壇への復帰   8 東京への帰還と日露従軍――『うた日記』の世界   9 新しい表現を求めて――『スバル』での活躍   10 小説世界を広げる――『青年』の心理   11 大逆事件に向き合う――「かのやうに」『雁』「灰燼」 Ⅳ 林太郎として死す──歴史と人間   12 明治の終焉――「阿部一族」「安井夫人」の造型   13 歴史小説の展開――「山椒大夫」「高瀬舟」の試み   14 史伝の世界――「澀江抽斎」「北条霞亭」の境地   15 晩年の仕事――遺言に至る道  エピローグ――移ろい、よみがえる鷗外   鷗外略年譜   あとがき   鷗外作品名索引 【著者】中島国彦(なかじま・くにひこ) 1946年東京生まれ。早稲田大学大学院修了。博士(文学)。現在早稲田大学名誉教授、日本近代文学館理事長。『白秋全集』『荷風全集』『定本 漱石全集』(岩波書店)などの編纂に携わるとともに、日本近代文学館の活動に尽力し、近代作家の新発見資料の調査跡づけも行う。著書に『近代文学にみる感受性』(筑摩書房、1994年、やまなし文学賞)、『漱石の地図帳──歩く・見る・読む』(大修館書店,2018年)、『漱石の愛した絵はがき』(共編,岩波書店,2016年)など。 *版元HPより

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