



言葉と絵による作品発表を続けている作家・文筆家の安達茉莉子が言葉だけで綴った初めての詩集。
「歩きながら、電車の中で、道端で、湧き上がる言葉を拾い上げた。何もかもが変わっていくような予感だけがあったが、現実的にはまだその前夜といったところで、身動きが取れないまま予感を感じ続けるような、もどかしい時間を過ごしていた。新しい世界はすぐそこにあり、放りこまれてみたい。とことん無防備になってみたい、というじりじりした気持ちは、そのまま言葉に転写されていった。」
☆限定:著者サイン入り
【書誌情報】
出版社:ignition gallery
発行:2022年11月
版型:h182mm×w116mm並製、64p
【目次】
箱舟
世界に放りこまれた
CO2削減
村娘A
ywnlm ♯1
最高のもの
剥き身クラブメドレー
ほんたうのさいはひとは
犬ぞり極夜行
NGC 1947
ywnlm ♯2
miracle/ chance
無限果樹園
Re:NGC 1947
ふたつがつながるとき
ywnlm ♯3
L.Y.L
あとがき
【著者】安達茉莉子 (あだち・まりこ)
作家、文筆家。東京外国語大学英語専攻卒業、サセックス大学開発学研究所開発学修士課程修了。政府機関での勤務、限界集落での生活、留学など様々な組織や場所での経験を経て、言葉と絵による作品発表・エッセイ執筆をおこなう。著書に『消えそうな光を抱えて歩き続ける人へ』(ビーナイス)、『何か大切なものをなくしてそして立ち上がった頃の人へ』(MARIOBOOKS)、『毛布 - あなたをくるんでくれるもの』(玄光社)ほか、2022年9月に新刊エッセイ集『私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE』(三輪舎)、『臆病者の自転車生活』(亜紀書房)を刊行。
*版元HPより